【独断禁止】犬の涙やけを治す正しい目薬法!ワンコに嫌がられないさし方とは
- 飼い主さん
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犬の涙やけを治すのに目薬って効果あるの?
悩ましい涙やけの治療として、犬用の目薬をさすという方法があります。こうした目薬は実際に涙やけを治す効果があるのでしょうか?結論から言いますと、涙やけを治すには目薬は効果的です。(原因による)
- 飼い主さん
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でも、目薬しようとするとうちの子嫌がるんだよね…
そうそう…目薬はめちゃめちゃ嫌がられますよね…
さすタイミングで抵抗するから何回も外しちゃうことも 笑
ワンコが大人しくしてくれれば苦労しないんですけど。。
そこで今回の記事では、目薬の涙やけ効果や愛犬に嫌がられない目薬の正しいさし方をお伝えしていきます。
また、市販や人間用の目薬も使っていいのかなど、犬と目薬についてのこまごました質問も解決していきます!
目薬は涙やけを治すのには効果ある?
涙やけに目薬は効果あるとお伝えしましたが、効果があるのは涙やけの原因によります。
よく勘違いしがちですが、犬の目薬というのは涙やけを治すためではありません。
正しくは、涙やけの原因である「目の疾患」を治すためです。
目薬の本来の効果はこちら。
- 目の疾患に対する治療
- 目の炎症を抑える
- 涙の安定性を保つ
- 涙液の補充
逆を言うと、目の疾患が原因じゃない涙やけの場合だと目薬に効果はありません。
涙やけは目の病気ではないからですね。
目の疾患は治ったけど、涙やけだけが治らない…なんて声もあります。
そうした涙やけの原因は生活習慣によるものなので、目薬ではなく食生活や環境を見直してあげてください。
- どうぶつ同盟
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涙やけ原因から対策までまとめた記事です。目の疾患以外でしたら、こちらを参考にしてください。
愛犬に目薬を嫌がられない正しいさし方!
目に何か入るって恐怖でしかないですよね。
私たちも子供の頃は目薬が嫌いだった方いませんか?(私はそうでしたw)
ワンちゃんにとっては、わけも分からなく目薬をさされるからかなり嫌いになるかもですね。(´-ω-`)
犬が目薬を嫌がる理由
ワンちゃんは正面からじっと目を見られるのが嫌いなんです。
写真を正面から撮ろうとする時も、プイッと横を向いちゃいませんか? 笑
目をじっと見るというのは、自然界では敵意を表す挑発行為。
飼い主に見つめられているから、ワンちゃんも緊張して嫌がってしまうんですね。
あと、いきなり頭や顎を押さえられているのも嫌がる理由。
普段と違うようなことされると「え!?なになに!?」ってなっちゃうんです。
目薬の正しいさし方は優しくが大切
目薬の正しいさし方は愛犬に優しくです。
ワンちゃんが目薬に対して、緊張や警戒しないように配慮してあげること。
無理やりにするのが一番ダメ。絶対にダメです。
目薬を正しくさすための具体的な注意点はこちら。
- 後ろにまわる(正面に立たない)
- 軽く押さえてあげる(無理やりはダメ)
- 目薬の容器を見せない(警戒するので)
- 素早くさす
- 終わったら褒めてあげる
目薬する前に、ワンちゃんの目の周りの汚れや目やにを拭き取ってあげてください。
そして飼い主さんは手指を綺麗に洗ってから目薬すること。
あと細菌汚染を防ぐために、目薬の点眼口の先端が目や毛に接触しないように注意してくださいね。
目薬の正しいさし方手順はこちらです。
- ① おすわりさせて後ろにまわる
- ② 顎を軽く支えて少し持ち上げる
- ③ 顎を支えてる手で下まぶたを下げる
- ④ 目薬を持つ手で頭を軽く押さえる
- ⑤ 目薬が見えない後ろからサッと目尻に1~2滴さす
- ⑥ 目頭を少し押さえてあげると効果的
目からこぼれた目薬は皮膚に付かないように拭き取ってあげましょう。
目薬量は1回1~2滴で十分です。
それ以上さしても目から溢れるだけなので効果はありません。
こちらは動物病院が公開している目薬のさし方の動画ですので、ぜひ参考までに。
- どうぶつ同盟
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獣医師さんはさすがに手慣れていますね! 笑
押さえられる・目の周りを触られることに普段から慣れさせる
普段から頭や顎を押さえられる・目の周りを触られることに慣れさせていると、目薬をさしやすくなります。
力を入れて押さえちゃうと余計に警戒されちゃいますから、スキンシップ的な気持ちで優しく押さえてあげるように。
押さえたり、触ったりしてもじっとしてくれるようになったら、いっぱい褒めてあげてくださいね。
「大人しくしているといいことがある!」って覚えてくれますよ。
市販の犬用目薬や人間用は独断で使わないこと
ネットで調べてみましたが、犬用の目薬(動物用医薬品)は個人でも簡単に買うことができます。
ただし、素人判断だけで使わない方がいいと思います。
原則として獣医師さんに相談してから使うこと。
あと、人間用の目薬を犬に使うのもおすすめしません。
絶対にダメとまでは言いませんが、効果や効能によって成分は違いますし、保存状態にも心配があります。
こちらも獣医師さんの判断次第ですね。ホウ酸ケアについてはコチラ
涙やけの原因にもなる犬の目の疾患【目薬が必要】
目やに・涙やけの原因にもなる犬の目の疾患をまとめてみました。
獣医師さんの診断にもよりますが、どれも目薬(点眼薬)による治療が必要になる疾患です。
結膜炎 | 結膜に細菌の感染、異物による刺激などで炎症を起こしている疾患。 涙の減少やアレルギーが原因で発症することも。 |
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角膜炎 | 角膜に傷がつき、炎症を起こしている疾患。 まつ毛によって傷つけたり、シャンプーが目に入ったり、犬同士のケンカなどが主な原因。 |
角膜潰瘍 | 角膜に深い傷ができ、細菌が侵入して炎症を起こしてしている疾患。 角膜炎が悪化した状態。 |
緑内障 | 眼の中の圧力(眼圧)が何かしらの原因で高くなる疾患。 眼圧上昇が長く続くと失明の可能性も。 |
白内障 | 眼の中のレンズにあたる水晶体が混濁する疾患。 進行すると緑内障や網膜剥離などを引き起こし、失明することも。 |
ドライアイ (乾性角結膜炎) |
涙の量が少なくなることや涙の質が悪くなり不安定になることで、眼が乾いてしまう疾患。 |
【まとめ】目薬が効果的なのは涙やけというより目の疾患
目薬で涙やけを治すというより、原因となる目の疾患を治療するためです。
結果的に涙やけも治すことになるので、効果的と考えてもいいかと。
ただし、目の疾患じゃない場合は涙やけに目薬は効果ないです。
その場合は生活習慣を改善することで治せます。
涙やけよりも目の疾患は怖いので独断で目薬を使わず、まずはちゃんと病院で見てもらうことが大事ですね。
きちんと獣医師さんの指示にそった上で、目薬は正しく使ってあげてください。