無添加ドッグフードのメリットは?愛犬が安心できない危険な添加物まとめ

愛犬の健康を考えてドッグフードを探している方は「無添加のドッグフードを選んだほうが良い」といった情報を良く見かけませんか?
単純に「無添加が良い」と言われても、確かに添加物が入っていないほうが犬の身体には良さそうなんですが、具体的にはよく分からないですよね。

  • どうして無添加ドッグフードの方がいいの?
  • 無添加なら犬は健康になるの?
  • どの添加物がどう危険なの?

という疑問が浮かびました。
そんな疑問に対して無添加ドッグフードを選ぶメリットや、実際のドッグフードに入っている避けるべき危険な添加物を調べてみました。
無添加について詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

無添加ドッグフードのメリットや健康効果とは?

添加物の一切入っていない「無添加ドッグフード」を食べさせてあげることで得られる愛犬にとってのメリットや期待できる健康効果を簡単にまとめました。

  • 犬本来の食事が取れる
  • 身体の機能を正常に保てる
  • 病気やアレルギーリスクの低減
  • 安心して食べさせてあげられる
犬本来の食事が取れる
犬の祖先オオカミ

犬の祖先は野生のオオカミです。
肉食であるオオカミは他の動物を狩って食べていました。
もちろん、狩って食べていた動物には現代のドッグフードに含まれているような添加物なんて入っていません。
祖先のオオカミに必要だった栄養バランスは現代の犬にきちんと受け継がれています。
無添加ドッグフードというのは、野生で食べていたような「自然そのままの食事」を摂ることができるということですね。

身体の機能を正常に保てる

添加物を摂取することで身体に悪い影響を与えている事実は、様々な研究で発表されています。
私たち人間も添加物だらけの食事を食べ続けていると、様々な症状を起こす可能性がありますよね。
犬の身体に必要のないものを食べているわけですから、病気までとは言えないですが何かしらの症状があると思います。
分かりやすい症状だと毛並みやツヤ、下痢などのお腹の調子、涙やけなど。
無添加のドッグフードに変えたことで改善されたという口コミもありますし、身体の健康を保つためには添加物が入っていないほうがおすすめですね。

病気やアレルギーリスクの低減

添加物が入っているドッグフードを食べたところで、すぐに病気やアレルギーを発症することはありません。
添加物の怖いところは、犬の身体の中に少しずつ蓄積されて将来的に悪い影響を及ぼします。
また、添加物の蓄積が原因で病気やアレルギーを発症したとしても、添加物との因果関係を明確にすることは難しく、はっきりと分からないのが現実です。
愛犬が病気や体調不良になるのは添加物だけが原因ではありませんが、要因のひとつには数えられます。
そんな健康リスクがあるのなら、添加物なんて入っていないドッグフードがいいですよね。

安心して食べさせてあげられる

愛犬からしても飼い主からしても安心して食べさせられるドッグフードが一番。
ドッグフードで注意することは添加物だけではありませんが、無添加のドッグフードを選ぶだけでもひとまず安心できると思います。
無添加のドッグフードは高品質な原材料を使っている傾向なので少し高価になりますが、愛犬の健康と安全には変えることはできません。
人間の食事と比べたらドッグフードなんて全然安いので、割り切って考えてあげてくださいね。

ドッグフードに使われる添加物は大きく分けて3つ

ドッグフードのパッケージに書かれている原材料を見ると分かるのですが、おそらく一般の方が見ても何がなんなのかさっぱり分からないと思います。
ドッグフードに使われている添加物は基本的には化学物質名で書かれているせいでもありますね。
まずどんな添加物があるのか分かりやすく解説していきますので安心してください。
ドッグフードの添加物は用途別に分けるとたったの3種類だけなんです。

栄養バランスを整えるための栄養添加物
アミノ酸類、ビタミン類、ミネラル類など

ドッグフードに使われる食材だけでは必要な栄養バランスが補えないため、栄養補助として使用されている添加物です。
添加物ではあるのですが、犬に必要な栄養素を補っているものなので、危険性は極めて低い添加物です。

ドッグフードの品質保持のための添加物
酸化防止剤、保存料、pH調整剤など

ドッグフードに使われている食材の品質を保つために使用されている添加物です。
輸送や保存時に劣化しないように酸化防止や防カビ、菌を抑えるなどの用途で使われています。
酸化してしまったり、カビが生えたりしたドッグフードは添加物より毒ではあります。
それを防ぐために必要なものですが、中には発がん性のある添加物が使用されていることがあるのです。
天然由来のもので代用できるため、危険な添加物が使われていないかの判断が必要になりますね。

犬の食欲増進や見栄えのための添加物
着色料、発色剤、香料、甘味料、調味料、酸味料、増粘安定剤など

ドッグフードの味やニオイ、着色のために使用される添加物。
ドッグフードに使われる添加物の中で、これが犬にとって最も必要のない添加物です。
犬の健康的な食事に色をつける必要はないですし、味付けやニオイは本来食材だけで十分なのです。
一概には言えないですが、ひどい味や臭いニオイを隠すためなのでしょうか。
添加物を使用しないと犬が食べてくれないということは、そのドッグフードは一体どんな食材が使われているのか想像すると怖いですね。

実際のドッグフードに入っている危険な添加物一覧

添加物の用途は分かったとは思いますが、具体的にはどの添加物が危険なのでしょうか。
そこで実際のドッグフードに含まれている危険な添加物をまとめました。
こちらに挙げた添加物が入っているドッグフードだけは避けることをおすすめします。

着色料

着色料はドッグフードを美味しそうな色をつけるために使われています。
ところが犬は食べ物を色では判断しません。
では、何のためにドッグフードに色をつけているのでしょうか。
答えはドッグフードを購入する飼い主に選んでもらえるように、いかにも美味しそうな印象をつけさせるためだけです。
愛犬にとっては全くと言っていいほど不必要なものですね。

原材料の表記
二酸化チタン、赤色2号、赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号、青色2号

保存料

保存料はドッグフードに含まれる原材料の腐敗防止に使われています。
細菌やカビの発生・増殖を抑える働きのある「ソルビン酸カリウム」が使用されますが、大量に摂取すると発育不要・肝臓障害を起こす可能性があります。
また、同時に使われることが多い発色剤「亜硝酸ナトリウム」と反応して発がん物質に変化する危険性があります。

原材料の表記
保存料(ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、ソルビン酸ナトリウム)

発色剤

発色剤はドッグフードの変色を防ぐために使われています。
主に発色剤として使われている「亜硝酸ナトリウム」は毒物及び劇物取締法で劇物に指定されています。
大量に摂取した場合のみは危険ですが、ドッグフードに含まれている量は微量なので毒というほどの危険性はありません。
しかし、劇薬に分類されている化学物質を愛犬には食べさせたくはないですよね。
また、「亜硝酸ナトリウム」は肉類に含まれるアミンと結合することで、発がん性の「ニトロソアミン」という物質に変化する危険性もあります。

原材料の表記
発色剤(亜硝酸ナトリウム)

酸化防止剤

酸化防止剤はフードの酸化を防ぐためにほとんどのドッグフードに使われています。
「BHA、BHT、没食子酸プロピル」は酸化防止剤としては危険な添加物ですが、同様の効果をもつ天然由来の「ミックストコフェロール(ビタミンE)、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物など」であれば問題ありません。
原材料を必ず確認して、天然由来の酸化防止剤のみ使われているドッグフードを選ぶことをおすすめします。

原材料の表記
酸化防止剤(BHA、BHT、没食子酸プロピル)

BHA(ブチルヒドロキシアニソール)

本来はガソリン用の酸化防止剤です。
非常に強い抗酸化作用を持っていますが、発がん性があることが確認されています。

BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)

本来は石油用の抗酸化剤です。
人間の食べ物にも使われる食品添加物として認められていますが、膀胱がんや甲状腺がんを誘発する可能性があることが確認されています。

没食子酸プロピル

BHAやBHTよりも抗酸化作用が非常に強い酸化防止剤です。
発がん性もあり、染色体異常を引き起こす可能性があると言われています。

気をつけて!「無添加 = 全く添加物が入っていない」は勘違い!

言葉そのままの意味ですが、「無添加ドッグフード」とは添加物を使用していないドッグフードのことを指します。
ただし、パッケージに「無添加」と表記されていても、鵜呑みにしないように。
ペットフードの表記ルールでは、どれか1つの添加物さえ使用していなければ、「無添加」と堂々と表記することができるのです。
例えば、添加物である着色料だけ使用していなければ、「無添加(着色料は添加してないよ)」と表記することができます。
日本語の曖昧さは本当にまぎらわしいですよね。
パッケージの「無添加」には惑わされないように、必ず原材料を見て添加物が入っていないかを確認してください。

【まとめ】愛犬の健康を考えるなら無添加ドッグフードを選ぶべき

無添加ドッグフードのメリットと添加物の危険性を解説してみました。
ドッグフードに含まれている添加物は微量で危険性はないという意見もあるのですが、含まれている量なんて関係なく、危険物が入っていること自体に不安を感じます。
愛犬の健康を阻害する可能性のあるものは一切入っていない方が良いですよね。
入っていなければ最初から心配しなくてもいいので、できるだけ無添加のドッグフードを選ぶことをおすすめしています。
「じゃあ、無添加のドッグフードはどれがいいの?」と気になった方もいると思います。
当サイトでは無添加のドッグフードを総合的に評価したランキング形式で紹介していますので、こちらの記事をぜひ参考にしてください。

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