犬が下痢になる原因ベスト3!今すぐにできる対処法とは?

愛犬が「何日も下痢が続いている」「何度も下痢を繰り返す」「下痢になった原因が分からない」といった悩みや症状はありませんか?
私の愛犬も同じように、突然何日も下痢が続いてしまうことがありました。
原因もよく分からず、愛犬が下痢をしてしまっていたら何かの病気じゃないのかと心配になりますよね。
ちょっとした些細なことでも下痢になってしまう体質の子もいますが、体調や症状によっては軽くみてはいけません。アレルギーや消化器系、病原菌感染など様々な病気のサインの可能性もあるのです。
そこで本記事では、犬が下痢になる主な原因と病気の可能性、飼い主でもすぐにできる下痢の対処法を解説していきます。

犬が下痢になる原因ベスト3

犬が下痢になる原因ベスト3

まずは犬が下痢になってしまうのはなぜなのか原因を確認しておきましょう。
下痢になる主な原因はベスト3は「食べ物・病気・ストレス」です。

1位:食べ物
  • 新しいドッグフードに変えた
  • フードやおやつの食べ過ぎ
  • 水分の取り過ぎ
  • 冷たいものを食べた
  • 異物の誤飲・誤食
  • 特定の食べ物を食べた

犬が下痢を引き起こす最も多い原因として挙げられるのは食べ物です。
下痢は消化器系の症状ですので、直前まで食べたものに対して拒絶反応を起こしていることが考えられます。

新しいドッグフードの切り替えや食べ過ぎ、水分の取り過ぎ、冷たいものを食べたなどが原因で犬の胃に負担がかかり、お腹を壊して下痢を引き起こしています。
こうした理由からくる下痢自体は身体の防衛機能として正常な症状ですので、一過性で解決することが多く、あまり心配しすぎないでください。

下痢になりやすい食べ物例

穀物
犬は生物学上、穀物を消化するのが苦手とされています。
穀物を摂取すると消化不良を起こし、下痢や軟便につながります。
少量であれば問題ないですが、主原料が穀物になっている激安ドッグフードはあまりおすすめできません。

【激安ドッグフードによく使われる原材料の表記名】

穀類(とうもろこし、とうもろこし粉、コールグルテン、コーングルテンミール、コーンフラワー、小麦粉、小麦全粒粉、小麦ふすま、米粉、パン粉)、豆類(おから、脱脂大豆、大豆ミール)、でんぷん、セルロース

ミルクなどの乳製品
犬は成長すると、乳糖を分解する消化酵素(ラクターゼ)が減少していきます。
愛犬の体質にもよりますが、乳製品によってお腹がゆるくなり下痢を引き起こすことがあります。

異物の誤飲・誤食

食べ物ではない異物の誤飲・誤食について、症状によっては病院の処置が必要となることがありますので注意してください。誤飲・誤食でよく挙げられるのは乾燥剤、タバコ、ゴキブリ団子、薬、化粧品など。
対策としては愛犬が誤って飲み込みやすいものは「犬が届くところには置かない」「蓋のないゴミ箱には捨てない」ことです。

特定の食べ物を食べた

その他にも犬にあまり食べさせてはいけない食べ物があります。
食べ物によっては少量でも下痢を引き起こすことだけでなく、命に関わることがありますので、詳しいことはこちらの記事を参考にしてみてください。
犬が下痢になる原因ベスト3!今すぐにできる対処法とは?

2位:病気
  • 食物アレルギー
  • 寄生虫や病原菌の感染
  • 胃腸炎
  • 腸内出血

何かの病気を発症したことが原因で、下痢を引き起こしている可能性があります。
特に「何日も続いている」「対処しているけど治らない」といった下痢の場合は、病気の疑いが高くなります。
病気からくる下痢の場合は、下痢以外の症状が現れることが多いですが、症状だけではどんな病気なのかは正確に判断できません。

こちらで挙げている病気はあくまで一例です。
下痢の症状も含めて愛犬がいつもと様子がおかしいと感じたときは、速やかに病院で診断してもらってください。

3位:ストレス、環境の変化
  • 生活環境が変わった
  • あまり遊んであげていない
  • 散歩にあまりいってない
  • 怒られた・叱られた
  • 身体の冷え

犬はストレスを感じてしまうだけで下痢などを引き起こすことがあります。
ペットホテルに預けたなど普段と環境が変わった、飼い主とのスキンシップ不足、散歩をしていないなどの運動不足、叱られたり怒られたりすることでもストレスを感じてしまいます。
ストレスによる下痢は一過性の場合が多いので、ストレスを避ければあまり心配はないといえます。

病院で診断するべきか、様子見でいいのかの判断

病院で診断するべきか、様子見でいいのかの判断

下痢になっていたら、まず愛犬の体調を確認してあげてください。
ひとまず様子見でいいのか、至急病院に行くべきなのかは下痢の状態やその他の症状によって判断できます。

ひとまず様子見でOK
  • 一過性の下痢
  • 元気がある、食欲もある
  • うんちの色は正常(茶色)
  • 他に症状はない

何回も下痢が続いているわけではなく元気も食欲もある場合は、一過性の下痢でお腹を下しただけかもしれません。
うんちの色も正常で、下痢の他にも症状が見られない場合はひとまず様子をみてあげてください。
しばらく時間が経ってから体調を崩すこともありますので、注意深くみてあげることが大切です。

市販で犬用の下痢止めがありますが、細菌が原因で下痢をしている場合、細菌などの排出を止めてしまうこともありますので、自己判断で使わないようにしてください。

至急病院で診断するべき
  • 元気がない、食欲がない
  • 何日も何回も下痢が続いている
  • 水をあまり飲まない
  • 血便、血が混じっている
  • うんちの色が異常(茶色以外)
  • うんちが粘り気のあるタール状
  • 嘔吐した
  • 身体の震え
  • 発熱
  • 体重の減少
  • 下痢以外の症状がある

上記で1つ以上当てはまる場合は、身体の異常か病気の可能性があります。
症状によっては重大な病気の可能性も。
飼い主ではどうしても対処することはできませんので、速やかに病院で診断してもらってください。
特に子犬やシニア犬は免疫力が低いため、急激に症状が悪化することがありますので要注意です。
病院の診断に必要な確認事項を挙げておきます。

病院に行くときに確認しておくこと

  • 下痢をした時間と回数
  • 直前に食べた物(または普段食べているもの)
  • 他に症状があるか
  • 便を袋にいれて持って行く

下痢などの症状や異常がみられた愛犬の状況情報は、正確な診断をする際に非常に重要です。
直前の排泄物があれば、トイレシートごとビニール袋などに入れて病院に持って行ってください。
また、食べた物のパッケージやドッグフードの袋もあれば一緒に持っていくことをおすすめします。

今すぐにできる下痢の対処法

今すぐにできる下痢の対処法
至急病院に行くほどの症状がなければ、飼い主でもできる下痢の対処法があります。
こちらの対処法を試してしばらく様子をみることになりますが、「下痢が続く」「症状が悪化している」と下痢の改善がみられない場合はきちんと病院で診断を受けてください。

半日〜1日の絶食

しばらく絶食して胃腸を休ませてあげることで、腸内環境を正常に戻すことができます。
ただし、絶食前・絶食中に下痢以外の症状がないこと、犬の体調が悪くないことを必ず確認すること。

絶食中も水分を与えないと脱水症状になってしまうので、水だけは必要です。
絶食後はお湯でふやかしたドッグフードやリンゴのペーストなど、消化の良いものを少しずつ食べさせてあげてください。

水分補給

下痢をしているのに水分?と思うかもしれないですが、本来吸収されるはずだった水分が下痢となって排出されているので、脱水症状を起こすことがあります。
大量に飲ませる必要はありませんが、下痢になっているからこそ水分は与えてあげてください。

脱水症状の確認方法
首の後ろを引っ張ってみて皮膚が元に戻らなかったら脱水症状を起こしている可能性があります。特に怖いのが脱水からの衰弱ですので、それでも水を飲もうとしない場合は、至急病院で診断することをおすすめします。

ストレスの原因を取り除く

近況の生活環境で愛犬がストレスに感じると思われる原因は取り除いてあげましょう。
ストレスを和らげるために、ゆっくりと散歩をしてあげるとスキンシップにも運動にもなるのでおすすめです。

身体を暖めてあげる

冷たいものを食べたことや冬の時期などは身体が冷えてしまったことが下痢の原因とも考えられます。
できるだけ身体が暖まるような環境にしてあげましょう。

今後の下痢の対策に!犬のお腹に良い食べ物

今後の下痢の対策に!犬のお腹に良い食べ物

特に病気の疑いもなく、慢性の軟便や下痢気味で悩んでいる愛犬のために、腸内環境を改善してくれる食べ物を紹介します。

食物繊維を含む

下痢気味の愛犬には、整腸作用のある食物繊維を含む食べ物を与えることで腸内環境の改善が期待できます。
特に腸内の悪玉菌を抑え、善玉菌を活性化する「ペクチン」という食物繊維が豊富に含まれているリンゴやイチゴ、バナナ、キャベツ、大根、サツマイモなどがおすすめです。
ただし、犬は食物繊維の消化が得意ではなく、食物繊維が多すぎると逆に下痢や便秘を引き起こすこともありますので要注意。
どんな身体に良いものでもバランスよく与えることが大切です。

食物繊維をバランスよく取れるおすすめドッグフード

カナガンドッグフード
最高品質カナガンドッグフード

カナガンドッグフードは厳選された食材のみを使った最高品質のドッグフードです。主原料は鶏肉。全年齢・全犬種に対応しているため、栄養バランスの優れたおすすめのドッグフードです。

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カナガンドッグフードの特徴
新鮮なチキンや動物性タンパク質を60%使用、穀物不使用(グレインフリー)、人工添加物不使用、食物繊維を含み消化のよいサツマイモを使用、ビタミンとミネラルを豊富に含んだ野菜・ハーブを使用しているなど、高品質で安全なドッグフード。
カナガンのすべての原材料は、人間も食べられる食材を厳選して使用されています。高タンパク・高脂質・低炭水化物で、犬の健康を第一に考えた理想的な栄養バランスなので、もっとも安全なドッグフードとしておすすめできます。

内容量 2kg
価格 3,960円
対応品種・年齢 全犬種・全年齢対応
主原料 チキン
穀物 不使用
添加物 不使用
粒の大きさ 小粒(7mm)
カロリー (100gあたり)約361.25kcal
賞味期限 常温未開封で製造日より18ヶ月
原産国 イギリス
販売元 株式会社レティシアン
1日あたりのコスト(5kgの成犬の場合) 約194円
割引 定期購入割引
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乳酸菌を含む

犬が下痢を起こしているということは、腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスを崩していることが原因として挙げられます。
腸内細菌のバランスを崩していると免疫力も低下しているので、犬の免疫力を高めて腸内環境を整えてくれる乳酸菌はおすすめです。
犬に乳酸菌を与える場合は、人間用のプレーンヨーグルトや乳酸菌入りのドッグフードなどで摂取することができます。
ただし、乳酸菌は与えすぎると逆にお腹を下すこともありますので、少しずつ与えてあげてください。
犬の腸内環境の改善には時間がかかるため、即効性はありませんが根気よく与えましょう。

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ナチュロルの特徴
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また、グレイン&グルテンフリーで100%無添加ドッグフードのため、アレルギーや胃腸の弱いの犬にも優しく、酵素や乳酸菌効果によって腸内環境の健康もサポートしてくれます。
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穀物不使用
添加物不使用
粒の大きさ細長(5~20mm)
カロリー(100gあたり)400kcal
賞味期限開封前:12ヶ月
開封後:2ヶ月
原産国日本
販売元楽しい製薬株式会社
1日あたりのコスト
(5kgの成犬の場合)
約160円
割引初回購入割引
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【まとめ】下痢の原因と体調をみて、適切な対処をすることが大事

【まとめ】下痢の原因と体調をみて、適切な対処をすることが大事

犬は下痢を起こしやすいですが、長く続いてしまうと心配になりますね。
何日も続いてしまう場合は、考えられる下痢の原因を確認して、すぐにできる対処法を行うだけではなく、下痢以外の症状によっては病院診断も含めて判断してあげることが大切です。

下痢になってしまう原因は愛犬によっても様々ですが、まずは「この子は〇〇を食べると下痢をしやすいんだな」「〇〇のストレスで下痢をしているのかも」といったことを飼い主がきちんと把握することから始めてあげると良いですね。

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