子犬の離乳食はいつから?4つの注意点とおすすめの食べ物
子犬とってもかわいいですよね。
我が家に迎え入れた時のことを懐かしく思います。
初めて子犬を飼う方・新たに子犬をご家庭に迎える方のなかには、分からないことや忘れてしまったことがたくさんあると思います。
その中でも子犬の離乳食については、あまり詳しく知らない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事は子犬の離乳食に注目して、与える時期や気をつけるべき4つの注意点、おすすめの食べ物をご紹介していきます。
子犬の離乳食は成長に合わせること
子犬は人間の赤ちゃんと同様、食べ物に対する免疫や消化器官がまだ未熟です。
犬の成長に合わせた適切な食事管理をすることで、健康的にすくすくと育ってくれます。
ペット全般にも言えますが、食べ物を変える時は突然ガラッと切り替えるのはNG。
子犬のストレスや身体の負担につながりますので、少しずつ切り替えることを心掛けてください。
- 離乳食の開始時期はいつから?
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生後3〜4週間頃までが、母犬の母乳で育てる授乳期です。
離乳のタイミングは、授乳期が過ぎた生後30日以降が目安とされています。
その頃には子犬に乳歯が生え始めていますので、乳歯が確認できたら離乳食を始めても大丈夫だと言えます。ただし、遅くても生後5〜6週間頃までに離乳食を始めておくこと。
あまり遅過ぎても子犬の乳離れが難しくなります。
また、母犬も乳歯が当たって乳房が痛くなり、授乳自体を嫌がってしまう恐れもあります。
そうなる前に徐々に離乳できるように、子犬に協力してあげてください。
- 離乳食はいつまで?何ヶ月くらい?
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犬種や体質によって成長具合が違いますが、乳歯が生えそろう生後2ヶ月頃が目安とされています。
乳歯が生えそろっていれば、固形食フードへ徐々に切り替えることができます。噛む力も強くなってきますが、顎の力や消化器官はまだ未熟ですので、フードの固さは少しずつ調節して食べさせてあげてください。
子犬の離乳食について4つの注意点
子犬の離乳食の期間は生後30日〜2ヶ月頃が目安になることがわかりました。
離乳のタイミング以外にも間違ったことがないように、子犬の離乳食で気をつけるべき注意点を4つ挙げます。
- 1.子犬に与えてはいけない食べ物
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人間用の牛乳や加工食品は与えないでください。
特に牛乳などは気軽に与えがちですが、犬は牛乳に含まれる乳糖を十分に分解できないため、下痢や嘔吐を引き起こす恐れがあります。
人間用の加工食品は、そもそも犬の栄養バランスに合っていないので成長しても与えないこと。
ミルクを与えたい場合は、牛乳ではなくきちんと犬用ミルクを用意してください。犬用オヤツやトッピングは子犬に与えると栄養過多になり、将来的に肥満につながりますので、成犬に成長するまでは避けておきましょう。
子犬に限らず、成犬でもダメな食べ物がありますので、こちらの記事も確認しておいてください。
- 2.離乳食の切り替え方法や回数
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まずは子犬に離乳食の味を慣れさせることです。
ペースト状にした離乳食を指に乗せて、ペロペロと舐めさせるところから始めましょう。
離乳食の味に慣れてきたら食器に入れて、自分で食べれるように誘導してみてください。離乳食を与える回数ですが、最初は1日1回、1週間後には1日4〜5回まで徐々に回数を増やしていきます。
10日くらいを目安に母乳から完全に離れていけば順調です。
- 3.子犬が食べやすい環境作り
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子犬が落ち着いて食べられる場所を決めておきましょう。
水分補給も大切ですので、清潔な水も用意しておいてあげてください。注意点としては食べさせる場所を一度決めたら、あまりコロコロと場所を変えないことです。
環境の変化は子犬のストレスにつながります。
- 4.食器は清潔に
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離乳食を入れる食器は常に清潔にしておいてください。
食べ終わったら食器はキレイに洗って下げておきましょう。もし食器に食べ残しがあっても、そのままにしておかないこと。
水分の多い離乳食はすぐ酸化していくので、子犬がそのまま食べてしまうと下痢や嘔吐を引き起こす原因になります。
また、いつでも好きに食べれるような環境にしてしまうと、犬のしつけ上もよくありません。
離乳食におすすめの食べ物とは?
離乳食には何を与えれば子犬の健康的にも良いのでしょうか?
子犬に必要な栄養素から、おすすめの食べ物までご紹介していきます。
- 1.離乳時期の子犬に必要な栄養素
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離乳時期の子犬は体重あたり、成犬の2倍ものエネルギーを必要とします。
特に必要とされる栄養素はタンパク質・カルシウム・リンです。
ただし、栄養バランスが重要なため、どれも過不足なく与えることが重要です。身体全体の発達 タンパク質 エネルギー源 炭水化物、脂質 骨や歯の発達 カルシウム、リン、マグネシウム、カリウム、ナトリウム 免疫の補助 ビタミン類(ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK) 子犬の離乳食って考えるのは難しいかも。。と心配になった方、安心してください。
現代には子犬用に栄養バランスが考えられたドッグフードがたくさんあるため、栄養バランスを難しく考えなくても大丈夫です。
- 2.離乳食には軟らかくしたドッグフードがおすすめ
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基本的には総合栄養食である子犬用ドッグフードを離乳食にすることがおすすめです。
上記の必要な栄養素が含まれているので、手間もかからなくて健康的。お湯か犬用ミルクで、ドッグフードの芯がなくなるまで軟らかくしてあげてください。
温度は人肌より温かい40℃くらいが目安で、軟らかくなるまで30分程かかる場合もあります。
熱湯はフードの栄養素が壊れてしまう可能性もありますので厳禁。
蓋のあるタッパーで作ると、ふっくらと出来上がるのでおすすめの方法です。お湯自体にもドッグフードの栄養素が溶け込んでいるので、お湯は捨てずにそのまま与えてあげてください。
ついでに水分補給にもなるため一石二鳥です。
成長に合わせて徐々に水分量を減らし、噛む力も鍛えてあげてください。
離乳食のドッグフードを選ぶための4つのポイント
様々なメーカーから子犬用や離乳食用のドッグフードが販売されています。
ドライフードやソフトドライフード、ウェットフードなどの種類がありますが、子犬の体質や好みに合えばどれを選んでもOKです。
ただし、原材料だけは必ず確認してください。
水分の多いウェットフードは酸化防止の添加物が多い傾向にありますので、基本的にはドライフードを選んだ方が無難です。
どれを選んでいいか分からない方のために、離乳食のドッグフードを選ぶときのポイントをまとめてみましたので、参考にしてください。
- 1. 成長(ライフステージ)に合わせたフード
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まずはドッグフードのパッケージに記載されている表示を確認してください。
子犬用や幼犬用、離乳食といった表示が書かれていますので、ライフステージに合わせたフードを選ぶこと。
ライフステージに合っていないフードは栄養バランスが違うため、気安く食べさせるのは厳禁です。また、ドッグフードには「総合栄養食」「間食」「療法食」「補助食」などの目的別の種類がありますので、離乳食には栄養バランスの良い「総合栄養食」を選びましょう。
- 2. 無添加
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添加物を含んでいるドッグフードは、犬の健康を害する恐れがあります。
食べてもすぐに何かの症状や病気になることはありませんが、身体のなかには少しずつ蓄積されていきます。
何年も蓄積されたものから発症する病気は簡単に治らないため、将来的な健康を考えると添加物は避けるべきです。
大切な家族の愛犬が長生きしてもらうためにも、できるだけ無添加のドッグフードを選びましょう。
- 3. 穀物不使用(グレインフリー)
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子犬に限らず、犬は穀物を必要としていません。
穀物の消化が苦手なので、消化不良を起こしやすく下痢や嘔吐の原因にもなります。
特に、穀物のなかで食物アレルギーを引き起こしやすい小麦や米、とうもろこし、大豆などは避けてください。しかし、一般的に市販されている激安のドッグフードではかさ増しのために、穀物を主原料としている傾向にあります。
市販品より少し高価ではありますが、子犬の健康を考えるのであれば穀物不使用(グレインフリー)のドッグフードを選ぶと安心ですね。穀物が入っていないフードが理想的ですが、せめて肉類が主原料になっているドッグフードを選んでください。
- 4. アレルギー食品はできるだけ注意
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アレルギーの原因物質である「アレルゲン」を含む主な食品は、牛肉や豚肉、鶏肉、卵、魚、穀物などがあります。
これらのアレルギー食品を全く含まれていないドッグフードを生涯選ぶというのはなかなか難しいため、アレルギー食品を含むフードを食べさせた時に症状が出ていないか、体調管理には必ず注意してあげてください。アレルギーは発症しないと何が原因か判別できないため、診断が難しいです。
食物アレルギーに関しては犬によっても個体差がありますので、獣医さんと事前に相談しておくと良いと思います。アレルギー体質の愛犬には、低アレルギー食品のラム肉や馬肉、羊肉、鴨肉などを主原料としているドッグフードがおすすめです。
手作り離乳食を考えている方へ
ドッグフードは心配!子犬の時から手作りしてあげたい!という方もいらっしゃると思います。
しかし、手作りは栄養バランスの調整が難しく、子犬に適した過不足のない栄養を与えるのはかなり困難です。
特に離乳時期の子犬は身体機能が未成熟のため、ちょっとしたことで体調を崩しやすいという心配もあります。
総合栄養食である子犬用ドッグフードと水だけで健康は維持できます。
一つだけ注意点としては、良質な原材料を使ったドッグフードをきちんと選ぶことだけ心掛けてください。
ちょっとしたご褒美に、”茹でた鶏のササミ”を少々トッピングするくらいでしたら大丈夫ですので、子犬も喜びますし、おすすめです。
どうしても手作りしたい場合は、犬種や成長具合、体質によって栄養バランスが違いますので、かかりつけの獣医さんと相談してください。
こちらの記事では基本的なポイントだけですが、手作りごはんを作る際に参考にしてみてください。
- 使用する食材は茹でるなど必ず火を通して、生の食材を与えない
- 野菜は食物繊維が多く消化不良になりやすいため、できるだけ細かく切ったりすり潰したりする
- 塩分が高くなるため、調味料による味付けは必要なく素材のままで
- 毎食変える必要はありませんが、同じ食材ばかりではなくいろいろな食材を取り入れる
子犬向けのおすすめドッグフード2選
離乳食の子犬におすすめのドライフード2種類をご紹介していきます。
どれを選んでも良質なドッグフードを紹介していますので、離乳食の参考にしてみてください。
- アカナ パピースモールブリード
アカナは様々な種類があり、ライフステージに合わせたドッグフードを選ぶことができます。主原料は鶏肉。少量の「340g」パックもありますので、お試しで食べさせてみるのも良いかと思います。
891円・4,050円・9,720円 (税抜)詳しくはこちら
アカナ パピースモールブリードの特徴
「パピースモールブリード」は成犬時の体重が最大9kgになる子犬用。
子犬の成長に必要な動物性タンパク質や脂肪を豊富に含み、主原料として鶏肉、卵、天然カレイなどのタンパク質が原材料の70%も占めています。
肉類以外にも新鮮な野菜や果物も含まれているので栄養バランスも抜群。
また、無添加で穀物不使用のグレインフリードッグフードのため、アレルギーの心配も少なく、子犬にも安心して食べさせることができます。小型犬にも食べやすい小粒タイプです。
内容量 | 340g・2kg・6kg |
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価格 | 891円・4,050円・9,720円 |
対応品種・年齢 | 成犬時に最大9kgになる子犬用 |
主原料 | 鶏肉 |
粒の大きさ | 小粒(6mm) |
カロリー | (100gあたり)約366kcal |
賞味期限 | 常温未開封で製造日より10ヶ月 |
原産国 | カナダ |
販売元 | 有限会社アカナファミリージャパン |
1日あたりのコスト(340gの場合) | 約81円 | v
- 最高品質カナガンドッグフード
カナガンドッグフードは厳選された食材のみを使った最高品質のドッグフードです。主原料は鶏肉。全年齢・全犬種に対応しているため、栄養バランスの優れたおすすめのドッグフードです。
3,960円 (税抜)詳しくはこちら
カナガンドッグフードの特徴
新鮮なチキンや動物性タンパク質を60%使用、穀物不使用(グレインフリー)、人工添加物不使用、食物繊維を含み消化のよいサツマイモを使用、ビタミンとミネラルを豊富に含んだ野菜・ハーブを使用しているなど、高品質で安全なドッグフード。
カナガンのすべての原材料は、人間も食べられる食材を厳選して使用されています。高タンパク・高脂質・低炭水化物で、犬の健康を第一に考えた理想的な栄養バランスなので、もっとも安全なドッグフードとしておすすめできます。
内容量 | 2kg |
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価格 | 3,960円 |
対応品種・年齢 | 全犬種・全年齢対応 |
主原料 | チキン |
穀物 | 不使用 |
添加物 | 不使用 |
粒の大きさ | 小粒(7mm) |
カロリー | (100gあたり)約361.25kcal |
賞味期限 | 常温未開封で製造日より18ヶ月 |
原産国 | イギリス |
販売元 | 株式会社レティシアン |
1日あたりのコスト(5kgの成犬の場合) | 約194円 |
割引 | 定期購入割引 まとめ買い割引 |
子犬の便の調子や健康状態のチェックを怠らず
便の調子で子犬の健康状態を確認することができます。
離乳食を始めたばかりは下痢になってしまうこともありますが、徐々に安定していきますので安心してください。
正常ではない便を分類してみましたので、判断材料として参考にしてみてください。
硬くてひび割れ | 食事が合わない・運動不足・水分不足などが原因で便秘気味 |
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軟らかい | 食事が合わない・水分の取り過ぎ・下痢の前触れの可能性も |
血便 | 肛門周りや消化器官に出血の恐れ、一度受診を検討 |
黒くてドロドロ | 出血量が多く黒くなっている恐れ、すぐ動物病院に相談を |
また、毎日子犬の体重を測定して異常な体重変化がないか確認してください。
成長期は体重は増えるのが普通ですが、激減している場合は病気の可能性もあります。
体重は体調管理の目安としてきちんと記録しておきましょう。
ちなみに子犬の体重測定方法はキッチンのはかりで大丈夫です。
子犬は人間の赤ちゃんと同じように愛情をもって
いかがでしたでしょうか。
子犬の離乳食について時期や注意点、おすすめのドッグフードまでを解説してみました。
離乳時期の子犬は人間の赤ちゃんと同じように、免疫や消化器官など身体機能がまだ未熟です。
そのため、食べ物や環境の変化によるストレスなどで体調を崩すことがよくあります。
特に犬は大人に成長しても、下痢や嘔吐をすることが多い動物です。
軽い症状であれば身体の防衛反応ですので、しばらく様子をみてあげてください。
大切なのは子犬が口にする食べ物の安全性を、飼い主の方が正しく判断すること。
愛犬の体調管理は毎日きちんと確認して、子供のように愛情をもって見守ってあげてください。