スーパー・市販のキャットフードに潜む危険!おすすめするドライフードTOP3

ホームセンターやスーパー、薬局などで買う方も多い市販のキャットフード。
私も猫の餌を買うときは、何の疑問も感じずにホームセンターで安いものや有名メーカーを選んでいました。でも、ふと気になって調べてみたら、「市販のキャットフードは危険!」「猫の身体に悪い餌!」という情報をたくさん見かけます。正直、うちの愛猫にも思い当たる点が多かったので、以下の疑問を徹底的に調べてみました。

飼い主さん

安全でおすすめのキャットフードはどれ?
市販キャットフードの何が危険なの?
食べ続けると猫にどんな影響があるの?

どれも気になるところですね。今回の記事では、安全でおすすめのキャットフード3選と気をつけるべきポイント、市販フードの危険性をまとめてみました。

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市販以外のおすすめキャットフードも紹介していますので、ぜひ参考にして選んであげてくださいね!

【市販に限らず】キャットフードの確認すべき3つのポイント

市販キャットフードを選ぶときに確認すべき3つのポイント

まず安全なキャットフードの選び方を知っておくと良いですね。市販に限らずキャットフードを購入する際に、ここのポイントさえ押さえておけば危険・粗悪な餌を選んでしまうのは避けることができます。それでは、確認しておくべき3つのポイントをご紹介します。

ポイント1.「4Dミート(肉)の疑いがある原材料を使ってないか」
4Dミート(肉)の疑いがある原材料を使ってないか

キャットフードの原材料に、何の肉か明確に書かれてない場合は、4Dミートの疑いがあります。お肉の品質は、肉食動物である猫にとって重要な栄養素です。粗悪なお肉を食べさせていると、健康に悪影響(毛がパサパサ、痩せ細るなど)を引き起こすので、特に気をつけるべきポイントです。

4Dミートとは?

4Dとは「Dead = 死んだ」「Dying = 死にかけ」「Diseased = 病気を持っている」「Disable = 障害を持っている」のことで、人間が食べることができない非常に危険な原材料です。処分に困っているので、ペットフードに使われているという背景があります。

  • 何の肉か分からない「〇〇ミール」が入っていないか
  • 「肉副産物」「家禽副産物」が入っていないか
  • 値段がやたら安くないか(1kgあたり数百円)
  • 公式サイトで肉の産地が明確に書いていない
ポイント2.「穀物が主原料になってないか」
穀物が主原料になってないか

主原料とは原材料の一番最初に書かれているメイン食材です。お肉と比べて穀物は安いので、激安キャットフードはカサ増しのために穀物をたくさん使っています。また、猫は穀物の消化が苦手ですので、穀物が主原料になっているフードだけは避けましょう。

【実際の原材料の表記名】

穀類(とうもろこし、とうもろこし粉、コールグルテン、コーングルテンミール、コーンフラワー、小麦粉、小麦全粒粉、小麦ふすま、米粉、パン粉)、豆類(おから、脱脂大豆、大豆ミール)、でんぷん

ポイント3.「危険な添加物が入ってないか」
危険な添加物が入ってないか

キャットフードに使われている添加物は安全ではないので、入っていないものを選びましょう。代表的な添加物は酸化防止剤、保存料、着色料、香料など。天然由来(ローズマリー、緑茶、ミックストコフェロールなど)のものなら大丈夫です。できれば無添加のキャットフードを選んであげると安全ですね。

【実際の原材料の表記名】

酸化防止剤(BHA、BHT、没食子酸プロピル)、発色剤(亜硝酸ナトリウム、亜硝酸Na)、保存料(ソルビン酸K)、調味料(アミノ酸)、着色料(二酸化チタン、赤色○号、黄色○号、緑色○号、青色○号)

市販の有名キャットフード20種類を徹底比較!

先ほどのキャットフード選びの3つのポイントを基準に、市販の有名キャットフード20種類を比較してみました。

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今まで愛猫に食べさせていた、買おうとしていたキャットフードの中身はどうなのか確認してみてください!

※ 平均価格順(2019年2月)

平均価格(1kgあたり) 肉の品質 穀物 添加物
キャネットキャネット 228円
キャネットキャネット 240円
ねこ元気ねこ元気 343円
キャットスマックキャットスマック 381円
カルカンカルカン 430円
銀のスプーン銀のスプーン 565円
ピュリナワンピュリナワン 725円
ファーストチョイスファーストチョイス 756円
アイムスアイムス 803円
モンプチモンプチ 830
懐石2dish懐石2dish 887円
ヒルズヒルズ 1,043円
メディファスメディファス 1,067円
シーバシーバ 1,208円
jpスタイルjpスタイル 1,384円
ロイヤルカナンロイヤルカナン 1,543円
ニュートロニュートロ 1,922円
ミャウミャウミャウミャウ 2,069円
ブルーブルー 2,402円
オリジンオリジン 3,312円
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比較して明確になりましたが、値段と安全性はほぼ比例しています。有名かどうかは関係はなく、安ければ安いなりの品質の悪さが分かりましたね…。全体的にあまり良質なキャットフードはありませんでした。

市販で買うなら!おすすめキャットフードTOP2

徹底比較した中で、市販で買うならおすすめできるキャットフードをご紹介します。市販はあまり良いものはないのが分かったけど、それでも市販のキャットフードで選びたい!という方はここから選べば間違いないです。

【おすすめNo.1】オリジン

Orijen(オリジン) キャットフード キャット&キトゥン
Orijen(オリジン) キャットフード
約6,123円 (税抜)
Amazonで買う 楽天で買う
特徴まとめ
  • 独自製法で新鮮な食材が摂れる
  • 無添加・グレインフリーで安全
  • 低GIで血糖値が安定
主原料 穀物 添加物
価格 内容量 1kgあたり
約6,123円 1.8kg 約3,312円
1日あたりの費用
成猫(3kg) 約189円

市販でおすすめのキャットフードN0.1は「オリジン」です。オリジンの特徴としては、新しい加工方法(ディハイドレート)を取り入れていて、自然な栄養素を損なわないように作り上げています。
また、お肉(タンパク質)が90%も含んでいて、肥満につながらないように炭水化物を低GIに抑えているところなど、とても市販品とは思えないキャットフードです。

こんなネコちゃんにおすすめ
食いつきが悪い子
肥満・糖尿病の子
毛並み・毛ヅヤが悪い子

【おすすめNo.2】ピュリナワン

ピュリナワン キャットフード 避妊・去勢した猫の体重ケア
ピュリナワン キャットフード 避妊・去勢した猫の体重ケア
約6,123円 (税抜)
Amazonで買う 楽天で買う
特徴まとめ
  • 人気のロングセラー
  • 低価格なのに品質◎
  • 体質に合わせた豊富な種類
主原料 穀物 添加物
価格 内容量 1kgあたり
約1,407円 2.2kg 約725円円
1日あたりの費用
成猫(3kg) 約36円

市販でおすすめのキャットフードは「ピュリナワン」です。低価格でありながらも主原料に穀物は使わず、無添加で良質な肉類を使っているところが特徴。栄養バランスも体質・目的別ごとに考えられています。様々な猫に合わせた種類が豊富に揃っていて、薬局やスーパーなどで手軽に購入することができるのも利点ですね。低価格帯の中では、一番おすすめできるキャットフードだといえます。

こんなネコちゃんにおすすめ
低価格でもある程度の安全がいい
体質によるケアが必要な子

【実は市販より安い?】おすすめプレミアムキャットフードTOP3

こちらで紹介するフードは、一般的には市販されていないプレミアムキャットフードです。プレミアムというだけあって、原材料の品質や安全性は市販品とは比べ物にならないくらい良質なキャットフードになっています。通販はめんどうだな…と感じるかもしれませんが、大切な愛猫の健康には代えられません。それぞれ公式サイトを見て、一度お試ししてみることをおすすめします!

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お手軽さは落ちますが、実は市販品と比べてもそこまで高くないんです!

※ 平均価格順

平均価格(1kgあたり) 肉の品質 穀物 添加物
モグニャンモグニャン 1,320円(初回限定)
シンプリーシンプリー 2,640円
ジャガージャガー 2,853円

【おすすめNo.1】モグニャン

グレインフリー・白身魚たっぷり! プレミアムキャットフード『モグニャン』
グレインフリー・白身魚たっぷり! プレミアムキャットフード『モグニャン』
3,960円 (税抜)
詳しくはこちら
特徴まとめ
  • まるで「手作り食」のような美味しさを実現
  • 新鮮な白身魚を贅沢に使用
  • 高タンパク・グレインフリーで栄養満点
内容量 1.5kg
価格 3,960円
主原料 白味魚
添加物 不使用
穀物 不使用
モグニャンを買う

【おすすめNo.2】ジャガー

プレミアムキャットフード『ジャガー』
プレミアムキャットフード『ジャガー』
4,280円 (税抜)
詳しくはこちら
Sランク(総合評価: 4.6)
原材料の品質 栄養バランス 嗜好性 コスパ 口コミ・評判
特徴まとめ
  • 身体に優しい「高品質・無添加・穀物不使用」
  • 新鮮な肉・魚を贅沢に80%以上使用
  • 健康食材で注目のマルベリー・朝鮮人参を配合
内容量 1.5kg
価格 4,280円(税抜)
主原料 骨抜きチキン生肉・鴨生肉
添加物 不使用
穀物 不使用
ジャガーを買う

【おすすめNo.3】シンプリー

シンプリーキャットフード
栄養学者と共同開発したイギリス産プレミアムキャットフード 『シンプリー』
3,960円 (税抜)
詳しくはこちら
Aランク(総合評価: 4.3)
原材料の品質 栄養バランス 嗜好性 コスパ 口コミ・評判
特徴まとめ
  • サーモンなどの高品質タンパク質を73%も使用
  • 毎日のごはんだから「健康的でおいしい」を実現
  • 動物栄養学者と共同開発された安心感
内容量 1.5kg
価格 3,960円(税抜)
主原料 骨抜き生サーモン(31%)
添加物 不使用
穀物 不使用
シンプリーを買う

市販キャットフードの4つのメリットとは?

市販キャットフードの4つのメリット

猫の健康に良くないとされているのに、市販のキャットフードから選んでしまうのはどうしてでしょうか。なぜ大半の方が市販のキャットフードを選ぶのか、市販のキャットフードのメリットをまとめてみました。

メリット1.「手軽にいつでも買える」

ホームセンターや薬局など身近なお店で、いつでも買えるのは市販の特徴ですね。通販で餌を購入する場合は、どうしても到着まで3〜4日はかかるので、キャットフードが無くなるタイミングを考えないといけません。また、他の買い物のついでに買えるのもお手軽の要因ですね。

メリット2.「とにかく安い」

市販のキャットフードは圧倒的に安いです。通販の良質なキャットフードだと1kgで数千円からが多いですが、市販品だと1kgで数百円というものもたくさんあります。経済的なことを考えると、非常に助かるお値打ち価格が市販の一番のメリットですね。

メリット3.「内容量が多い」

市販のキャットフードは内容量が多いものがたくさんあって、大袋だと7kg〜というものもあります。1ヶ月で数kgも消費する多頭飼いのご家庭では、内容量はかなり重要だと思います。量を多めに買っておけば、買いに行く手間が省けるのもメリットですね。

メリット4.「たくさんの味や種類から選べる」

ホームセンターや薬局でキャットフードコーナーをみると、 ものすごい種類のフードが並んでいます。味の種類以外にも肥満対策や毛玉ケア、尿路疾患用など様々な猫に合わせたものがあります。たくさんの種類が揃っていて手軽に選べるのも市販ならではですね。

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市販のメリットは分かりましたね。次はデメリットである「恐ろしい市販キャットフードの危険性」です!

「国産」に騙されてる?市販されている猫の餌には危険がいっぱい!?

「国産」に騙されてる?市販されている猫の餌には危険がいっぱい!?

今度はメリットとは逆に、市販キャットフードの危険性(デメリット)を解説していきます。手元に市販で買ったキャットフードがあったら、一緒に見てもらえるとよく分かりますよ。

注意1.「ありえない安さ」

メリットにも挙げたように、市販のキャットフードは安さが一番の魅力ですよね。実はこの「安い」というメリットこそが、市販のキャットフードは危険!という理由でもあります。危険の理由はキャットフードに使われている原材料。実際に市販されているキャットフードは、原材料を安く抑えているからこそ低価格を実現しています。
ぶっちゃけていうと、原材料の質をかなり下げないとありえない価格になっているわけです。
「お肉や野菜など食材1kgを、たったの1,000円以下で揃えられますか?」ということを単純に考えてみてください。

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人間の食べ物でいうとジャンクフードみたいなものです。
そんな餌を毎日猫に食べさせていると思うとゾッとしませんか…。
子供だったら絶対にしませんよね?

注意2.「実は「国産」じゃない!?」

キャットフードの「国産」は、国産品の食材を使っているという意味ではありません。
…何を言っているか分かりませんよね?国産という表記について「ペットフード安全法」の表示義務から抜粋してみました。

原産国名:最終加工工程を完了した国を表示します。なお梱包・詰め合わせの作業は最終加工工程には含まれません。

つまり、「食材は海外産でも最後に加工したのが日本だったら国産でOK!」ということ。これで国産品と言えるのでしょうか…。次は実際に国産と表示している、有名キャットフード「銀のスプーン」「ねこ元気」の販売元「ユニ・チャーム」さんに問い合わせてみました。

国産はどういう意味ですか?

原産国とは、そのフードの最終生産国をいいます。外国で生産した製品を日本でパッケージに詰めても生産国は日本にはなりません。「原産国日本」や「国産」の表示ができるのは日本で生産したフードだけです。

まさかの「ペットフード安全法」になぞった答えしか返ってきませんでした…。国産品の食材を使っています!と言えない理由でもあるのでしょうか。
もちろん市販の国産キャットフードの中には良質なものもあります。
ただ、日本はペットフードに対して厳しい安全基準が設けられていないので、安い市販キャットフードには粗悪なものが多いのが現状なんです。

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キャットフードに限ってですが、国産だから有名メーカーだからというだけでは安全とはいえないのです…。

病気になってからでは手遅れ!猫の健康には安全なご飯が大事!

猫の餌が原因で、発症してからでは治りにくい病気にかかってしまうこともあります。
猫が病気になってしまうことを避けるためには、まずは餌の安全性を見直すことが大切。人間と同じように健康にはやはり食事からです。

安い餌を食べ続けるとこんな症状が!?恐ろしい病気・症状の事例

市販の安いキャットフードを食べることで、発症する可能性のある病気や症状を具体的に挙げてみました。

  • 毛並み・艶が悪くなる
  • 口臭・便臭がくさくなる
  • やせ細る
  • 脱毛
  • 嘔吐
  • 下痢・軟便
  • 肥満
  • 糖尿病
  • 尿路結石
  • 腎臓・肝臓の障害
  • アレルギー体質になる
  • 発がん性のリスク

危険な原材料を含んだキャットフードを食べてもすぐに発症するわけではありませんが、将来的に発症するリスクがあるということです。たかがキャットフードと思わず、猫の健康のためには考えて選ぶことをおすすめします。

【まとめ】市販のキャットフードには危険なものがたっぷり!

【まとめ】市販のキャットフードには危険なものがたっぷり!

市販のキャットフードは安くてどこでも売っているのでお手軽で便利です。しかし、詳しく原材料を見てみると安さの裏にある危険性を感じたと思います。
安い市販の猫の餌はすべて危険とまでは言いませんが、キャットフードを選ぶ際には原材料はよく確認して買うことを鉄則です。
実際に食べるのは飼い主ではなく猫です。大切な家族に一緒に長生きしてもらうことを願って、健康に良いキャットフードに変えてみることを考えてみてあげてください。

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最後まで読んでいただいてありがとうございます(*´ω`*)
市販のキャットフードは安さで選びがちですが、大切な愛猫の健康を考えるのであれば安全性が最も大切です!

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