【週刊新潮】愛犬が食べてはいけない危険なドッグフードを公表。安全なペットフードはないのか
週刊新潮で2018年8月9日号、2018年8月16・23日夏季特大号の2週に渡って、「愛猫・愛犬が食べてはいけなペットフード 危ない実名リスト!」が特集されました。
週刊新潮の記事を読んでみたところ、食べさせてはいけないドッグフードには大手の有名商品が数々と取り上げられていました。
「週刊誌が大げさに取り上げてるだけじゃない?」
「まさか大手が危険なドッグフードを売ってるわけないでしょ?」
と思いの方もたくさんいるかと思います。
正直に言いますと、週刊新潮の内容は紛れもなく事実です。
今回の記事では、週刊新潮の内容をまとめて、より深い検証をしていきます。
- どうぶつ同盟
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最後に安全なおすすめドッグフードをご紹介していますので、ぜひ参考にどうぞ。
週刊新潮に掲載された食べてはいけないドッグフードとは?
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愛犬が食べてはいけないドッグフードって何なのでしょうか?
実は日本では危険な原材料を使っているドッグフードが平然と売られています。
しかも、安心して愛犬に食べさせている方も多い、大手有名ドッグフードが軒並み使用しているのです。
ペットフードの安全性を定めている法律「ペットフード安全法」はわずか10年前の2008年に成立されましたが制限が甘く、獣医師からも疑問視されている点も多くみられるため、ペットの安全が完全に保証されているとは言えません。
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日本で売っているドッグフードだから、安心して食べさせることができると思っている方は多いと思います。
「日本 = 安心」という先入観は危険なんです。
週刊新潮では特に愛犬に食べさせてはいけない原材料として、以下の5つが挙げられていました。
- 合成着色料(赤色○号、青色○号、緑色○号、黄色○号)
ドッグフードに色付けするために使用。海外では有害と認定されているものも。 - 亜硝酸ナトリウム(Na)
色を鮮やかにするための発色剤。猫が摂取したことで酸素欠乏による死亡例も。 - ソルビン酸、ソルビン酸カリウム(K)
保存料。亜硝酸ナトリウム(Na)と体内で結びつくことで相乗毒性が起こり、発ガン性物質を発生。 - BHA、BHT
酸化防止剤。発ガン性(BHA)と肝臓の肥大(BHT)が認められている。海外では人の食品添加物として認可されていない。 - プロピレングリコール
保湿剤。赤血球の破壊がみられるため猫には使用禁止。なぜか犬には使用OK。。
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この5つはどうぶつ同盟でも評価の際にチェックしている添加物たちですね。
- 全く必要のない着色料・発色剤
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犬は赤色を認識できないので、実際に見えているのは青色と緑色だけです。
また、嗅覚が人間より優れている分、視覚で食べ物の良し悪しを判断しません。
つまり、犬にとってドッグフードに色を付ける意味はなく、着色料・発色剤は全く必要ないのです。
- 保存料・酸化防止剤は自然由来で代用できる
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ドッグフードの品質を保つために保存料・酸化防止剤は必要なのですが、愛犬の健康リスクのあるものは食べさせたくないですよね。
実は、わざわざ健康リスクのある「亜硝酸ナトリウム」「ソルビン酸系」を使う必要はなく、自然由来のローズマリー、緑茶、ミックストコフェロール(ビタミンE)で代用できます。
ミックストコフェロールとは?
「トコフェロール」とはビタミンEのこと。ビタミンEは複数種類あり、α(アルファ)・β(ベータ)・γ(ガンマ)・δ(デルタ)の4種類に分かれます。一般的にペットフードで広く使われているα(アルファ)・β(ベータ)・γ(ガンマ)が混合(ミックス)されたものです。
参考文献:「市販ドッグフードの脂質に対するα-トコフェロールの抗酸化効果」
- 猫だけに危険とされている保湿剤
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保湿剤は、セミモイストのドッグフードに「しっとり感」を出すために使われています。
過去に保湿剤(プロピレングリコール)を猫が摂取して死亡する事故もあったため、猫用には使用禁止されているのですが、禁止されてないことをいいことに犬用には平然として使われています。
かなり疑問が残りますね。。
猫がダメな添加物を犬に食べさせても安全だと納得できるでしょうか?
- 食べてはいけないドッグフードの実名リスト
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実際に危険な原材料が使われているドッグフードとして、週刊新潮では実名リスト(メーカー名・商品名)がずらりと掲載されていました。
犬に危険な添加物を使用する驚愕の理由
そもそも、なぜ犬に必要のない添加物を使用しているのでしょうか?
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まず、単純にどうして使用するのか考えてみました。
着色料や発色剤で色を鮮やかにしないといけない = そのままだと色がかなり悪い?
強い酸化防止剤や保存料を使わないといけない = 腐りやすい?
詳しい理由をいろいろと調べてみると、恐ろしい事実が明らかに。。
その恐ろしい事実というのは、「死んだ家畜・状態の悪い・色合いが悪い粗悪な肉(4Dミート)」を見栄え良くするために着色、強力な保存料を使っているということです。
4Dとは「Dead = 死んだ」「Dying = 死にかけ」「Diseased = 病気を持っている」「Disable = 障害を持っている」のことで、人間が食べることができない非常に危険な原材料です。処分に困っているので、ペットフードに使われているという背景があります。
つまり、粗悪な原材料を見栄え良くするために、犬に必要ないのに危険な添加物を使用しているのです。
「日本でそんな粗悪品なんて使われないでしょ?」と思う方もいるかもしれませんが、日本でも犬猫の死骸を加工業者に委託していたというニュースが実際にありました。
徳島市などが業者への委託を中止 県は陳謝 / 徳島[毎日新聞/徳島2002年2月22日]
徳島市、鳴門市、佐那河内村が、路上などで死んだ犬猫の死がいの処理を一般廃棄物処理の認可のない徳島市内の肉骨粉加工業者に委託していた問題で、県は21日開かれた県議会同和・人権・環境対策特別委で、廃棄物処理を適正に行う責任者として陳謝し、同3市村が既にこの業者への委託を中止したことを報告した。
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こうした事件が実際に起きているので、絶対にありえないとは言えないのです。
愛犬が食べてはいけないドッグフードを確認するには
ここまでの驚愕な話を読んでいただけた方は、ドッグフードに対して疑心暗鬼になっていると思います。
とはいえ安心してください。
週刊新潮が取り上げたように食べてはいけないドッグフードは確かにありますが、有名ではないけど危険な原材料を一切使っていない安全なドッグフードもちゃんとあります。
ちなみに愛犬が食べてはいけないドッグフードなのかどうかは簡単に確認できます。
ペットフード安全法では、使用している添加物はすべて原材料欄に表記しないといけないのです。
なので、その原材料欄に添加物が入っていないかを確認するだけ。
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ひとまず、週刊新潮で掲載されていた5つの危険な添加物が入っているドッグフードだけは買わないようにしましょう。
とはいえ、添加物の名前はパッと見てわからないものもあります。
そういう方は、「おすすめドッグフードランキング!口コミ・評判の一番人気は?」の記事内にあります、「全ドッグフードの評価をランク付け!評価基準は?」で自分の犬に食べさせているドッグフードの評価を確認してみてください。
愛犬が食べても安全なおすすめドッグフード3選
「じゃあ、一体どのドッグフードなら安全なの?」と気になる方へ、私のおすすめとしてまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
【おすすめその1】モグワンドッグフード
- モグワンドッグフード
3,960円詳しくはこちら
モグワンドッグフードの特徴
新鮮な鶏肉・魚や厳選された野菜・果物をバランスよく配合。手作り食のレシピから考えられているので、おうちで作ったような愛情を感じる安心・安全プレミアムドッグフードです。 余計な添加物は一切使用せず、穀物も不使用(グレインフリー)なので、毎日食べる食事から愛犬の健康を徹底的に追求しています。 また、高タンパク・低カロリーで栄養満点のため、子犬から高齢犬まで幅広く対応。最高ランクのドッグフードだとおすすめできます。
- 鶏肉とサーモンの良質なタンパク質が取れる
- 消化しにくい穀物を一切使用していない
- 国産・無添加だから安心
- 人も食べられる食材のみ使ってる
内容量 | 1.8kg |
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価格 | 3,960円 |
対応品種・年齢 | 全犬種・全年齢 |
主原料 | チキン&サーモン |
穀物 | 不使用 |
添加物 | 不使用 |
粒の大きさ | 小粒(7mm) |
カロリー | (100gあたり)344kcal |
賞味期限 | 未開封で製造から18ヵ月 |
原産国 | イギリス |
販売元 | 株式会社レティシアン |
1日あたりのコスト (5kgの成犬の場合) | 約229円 |
割引 | 初回購入割引 定期購入割引 まとめ買い割引 |
【おすすめその2】カナガンドッグフード
- 最高品質カナガンドッグフード
カナガンドッグフードは厳選された食材のみを使った最高品質のドッグフードです。主原料は鶏肉。全年齢・全犬種に対応しているため、栄養バランスの優れたおすすめのドッグフードです。
3,960円 (税抜)詳しくはこちら
カナガンドッグフードの特徴
新鮮なチキンや動物性タンパク質を60%使用、穀物不使用(グレインフリー)、人工添加物不使用、食物繊維を含み消化のよいサツマイモを使用、ビタミンとミネラルを豊富に含んだ野菜・ハーブを使用しているなど、高品質で安全なドッグフード。
カナガンのすべての原材料は、人間も食べられる食材を厳選して使用されています。高タンパク・高脂質・低炭水化物で、犬の健康を第一に考えた理想的な栄養バランスなので、もっとも安全なドッグフードとしておすすめできます。
内容量 | 2kg |
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価格 | 3,960円 |
対応品種・年齢 | 全犬種・全年齢対応 |
主原料 | チキン |
穀物 | 不使用 |
添加物 | 不使用 |
粒の大きさ | 小粒(7mm) |
カロリー | (100gあたり)約361.25kcal |
賞味期限 | 常温未開封で製造日より18ヶ月 |
原産国 | イギリス |
販売元 | 株式会社レティシアン |
1日あたりのコスト(5kgの成犬の場合) | 約194円 |
割引 | 定期購入割引 まとめ買い割引 |
【おすすめその3】FINPET’S 極(kiwami)
- FINEPET'Sドッグフード
3,394円・6,995円・13,886円・24,686円 (税抜)詳しくはこちら
- フランス産アヒル肉を主原料に肉類の配合率が90%
- 原材料はすべて人間も食べられる(ヒューマングレード)
- アレルゲンとなる食材を使用していない
- 無添加・グレインフリー(穀物不使用)
着色料 | (不使用) |
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発色剤 | (不使用) |
保存料 | (不使用) |
酸化防止剤 | (不使用) |
保湿剤 | (不使用) |
内容量 | 1.5kg・4kg・8kg・16kg |
価格 | 3,394円・6,995円・13,886円・24,686円 |
対応品種・年齢 | 全犬種・全年齢対応 |
主原料 | 鹿肉 |
穀物 | 不使用 |
添加物 | 不使用 |
粒の大きさ | 大粒タイプ(12mm)・小粒タイプ(5mm) |
カロリー | (100gあたり)約440kcal |
賞味期限 | 開封後3ヶ月 |
原産国 | オランダ |
販売元 | 株式会社エヴリワンズ |
1日あたりのコスト (5kgの成犬の場合) | 約136円 |
割引 | 初回購入割引 |
【まとめ】食べてはいけないドッグフードを愛犬のために選ばないように
今回の週刊新潮に掲載されていた内容を見て、驚いた方も多いのではないのでしょうか。
実際には近年だけの話ではなく問題があるにも関わらず、長年に渡ってずっと野放しにされているのが現状です。
愛犬は自分で食べ物を選ぶことはできません。
そのため、飼い主が家族の「安全・健康」を強く意識して、正しいドッグフードを選んであげることが大切です。
今回の記事で、量販店などで売られているドッグフードの危険性をもっと広く多くの方に認知してもらえることを願っています。
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当サイトではドッグフードを様々な視点で解説していますので、参考にしていただければ幸いです。