ドッグフードの賞味期限と一番の保存方法は?未開封・開封後の注意点について

私たちが食べる食品と同じように、愛犬の食べるドッグフードにも賞味期限があります。
ドッグフードは長期間保存できますが、未開封と開封後では賞味期限がかなり変わってしまうことを知っていますか?

正しく賞味期限のことを知らないと、劣化してしまったドッグフードを愛犬に食べさせてしまう危険性があります。

今回の記事では、ドッグフードの正しい賞味期限の目安と適切な保存方法をまとめてみました。
「無添加だと短くなる?」「賞味期限切れてても大丈夫?」「食べきれないときの保存方法は?」といった疑問もあるかと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

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賞味期限は切れても大丈夫でしょ?といったような曖昧なところがありますよね。
そういった曖昧さが愛犬の健康被害になりかねないので、注意しましょう!

ドッグフードの賞味期限(未開封・開封後)の目安

ドッグフードの賞味期限(未開封・開封後)の目安

ドッグフードの賞味期限は商品によって多少違いはありますが、大体の目安があります。
ドライフードとウェットフード(缶詰・パウチ)の未開封・開封後の賞味期限を、簡単にまとめてみました。

タイプ 未開封 開封後
ドライフード 製造から1年 1〜2ヶ月以内
ウェットフード(缶詰・パウチ) 製造から1~3年 即日(保存状況によって2~3日以内)
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ドッグフードの賞味期限は必ずパッケージに記載されています。(国産・外国産限らず)
購入したときにまず最初に確認しておきましょう。

無添加のドッグフードだと賞味期限は短いの?

無添加のドッグフードは、長期保存のための保存料や酸化防止剤を使用していないので、賞味期限は短くなります。
未開封状態の賞味期限はあまり変わりませんが、開封後は早く酸化が進んでしまうため、大体1ヶ月以内が目安です。
愛犬の身体に安全な無添加だからこそ賞味期限が短いのは仕方ないのですが、酸化・劣化した危険なドッグフードを食べさせてしまっては意味がありません。
無添加ドッグフードは新鮮なうちに、できるだけ早く食べさせてあげましょう。

賞味期限切れのドッグフードは食べさせても大丈夫?

賞味期限切れのドッグフードは酸化がかなり進んでいるため、食べさせると愛犬の身体によくありません。
考えられる症状としてはお腹を壊す、下痢、嘔吐など引き起こす可能性がありますし、何かしらの病気の引き金にもなりかねません。賞味期限はあくまで目安ですので、期限切れに近い期日のものでも注意が必要です。
ニオイや見た目(感触・色など)に変化がないか、カビが生えていないか、愛犬に与える前に一度確認してあげてください。

人間の食品のようにドッグフードも消費期限ってあるの?

人間の食品には、「美味しく食べれるまでの期限(賞味期限)」と「食べられる本当の期限(消費期限)」がありますよね。
ドッグフードには賞味期限はありますが、消費期限はありません。
賞味期限を消費期限と思って、ドッグフードは必ず賞味期限内に食べさせてあげるように気をつけましょう。

【未開封】賞味期限を短くさせないための適切な保存方法

【未開封】賞味期限を短くさせないための適切な保存方法

一般的にパッケージに表記されている賞味期限は未開封状態でのことです。
賞味期限を守りつつ保存環境だけは気をつけてください。

ドライフード

基本的には日光や蛍光灯などの光が当たらない冷暗所での保管が最適。
高温多湿の場所じゃない限り、常温で大丈夫です。

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未開封のドライフードの注意点は保存場所だけですね。

ウェットフード(缶詰・パウチ)

ドライフードと同様、光の当たらない冷暗所での保管が最適です。
冷蔵庫に入れがちですが、こちらも常温で問題ありません。

ただし、缶詰は賞味期限が2〜3年と長いものもあるのですが、あまり長期間保存していると、缶の内側に使われている成分(BPA:ビスフェノールA)が溶け出してしまうという可能性があります。
そのため、未開封であっても賞味期限に限らず早めに消費しましょう。

BPA(ビスフェノールA)・・・主にプラスチックの原料で缶詰・食器などの内面塗装にも使用。飲食物に移行され、摂取すると生殖器・神経系に悪影響を及ぼすと危険視されている。

【開封後】賞味期限を短くさせないための適切な保存方法

【開封後】賞味期限を短くさせないための適切な保存方法

開封後のドッグフードは未開封状態と比べ、賞味期限が格段に早くなるため、保存方法には注意が必要です。

ドライフード

開封後は未開封と違い、空気に触れて酸化・劣化が進むことで賞味期限が短くなります。
酸化・劣化する原因は「空気・光・湿気」によるものです。
開封後のドライフードは以下の点を気をつけて保存してください。

  • 空気を抜いてチャックをしっかり閉める
  • 日光・蛍光灯があたるところに置かない
  • 水回り・湿気のあるところに置かない
  • 愛犬が届くところに置かない

ドライフードは水分量が少ないので基本1ヶ月くらいは問題ありませんが、保存方法を誤ると極端に短くなります。
未開封の場合と同様に、風通しの良い湿気・光がない冷暗所で保存してください。

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愛犬の届くところに置いておくと、気づかないうちに袋が破られてしまうことが。。
蓋付きのストッカーなどに入れておきましょう。

開封日付を書いておくと安心

あと、開封した日付をメモしておくと、賞味期限を忘れなくていいですよ。

ウェットフード(缶詰・パウチ)

ドライフードは水分が10%以下なので開封後も保存がききますが、ウェットフードは80%近くが水分です。
水分量が多いウェットフードは、空気に触れた瞬間からカビ・雑菌の繁殖が早く進むので、痛みやすくなります。

開封後のウェットフードは「即日・その日のうち」に食べきることが大原則です。

どうしても食べきれないときは、ジップロックなどの密封袋に入れ替え、空気を抜いた状態で冷蔵庫に保存すること。
長くても2〜3日以内に食べきってください。

【まとめ】ドッグフードの賞味期限を守って保存しましょう

【まとめ】ドッグフードの賞味期限を守って保存しましょう

ドッグフード(ドライ・ウェット)に記載されている賞味期限は未開封の場合のみ。
むしろ未開封よりも開封後の賞味期限を保つために、適切な保存方法が必要なんですね。

賞味期限を短くさせないための注意点はこちらです。

  • 空気に触れさせない
  • 光を当てない
  • 湿気のあるところに置かない

賞味期限はあくまで目安です。
何にしても賞味期限に限らず、愛犬には新鮮なご飯を食べさせてあげてください。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
もったいないからといって、賞味期限切れのドッグフードだけは食べさせないであげてくださいね!

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